2009年2月3日火曜日

節分

春節(旧正月)がすんで1週間たったので, 夜外へ出てみたら, 上弦の月が霞んでいた.
「月も朧に白魚の篝も霞む春の空」
になったのかも知れない.
「ほんに今宵は節分か」
は白波五人男のせりふ.

NHKのテレビは変なことをいっていた. 今日は節分, だから明日は立春と.
逆ですよね.

夜, 豆まきをした. いつも私の役目だ.

私の子供のころ, 母親がやっていたことを未だに私はやっている.
家族それぞれの年齢の数だけの大豆を集めて半紙に包む.
昔はそれに1銭硬貨もいれてお捻りにする. (今は1円)

年の数が多いと, 10の桁の数と1の桁の数を足したものにする. それでも多いときは? もう一度このようにする. たとえば78歳なら78粒は多いので7+8=15とする. それでも多ければ1+5=6とする. 繰り返すのはいやなので閉じた式にする. つまり(modulo n 9)となる.
9歳の子供は9粒だから, (+ (modulo (+ n 8) 9) 1)というべきである. でも今度は0歳が9粒になってしまった. はて? それはさておき...

それで家族一人一人の背をさすり, 外へ出て四つ角へ棄ててくる.
後は後を振返らずに家に帰る.

それで外へ出, 月を見たのであった.

そういう伝統はいつまで続くかなぁ.

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