2010年3月14日日曜日

京王線調布駅

京王線の調布駅の列車運用は実に見事である. 普段は下車すると直ぐに改札を出るし, あまり何も考えずにアナウンスに従って乗車するが, 時刻表を調べてみた.

朝晩はややこしいが, 平日の昼間の20分間のダイヤは以下のようであった. つまり20分のネットダイヤである.

京王線下り 上り 相模原線下り 上り
着 発 着 発 着 発 着 発
準特 04 05 各停 03 03 快速 03 06 快速 07 09
各停 07 08 準特 07 08 急行 13 15 各停 13
特急 14 15 各停 13 13 各停 19 急行 17 19
各停 17 18 特急 17 18

図に示すとこうなる. 特急, 準特急, 急行, 快速は時刻表の表示と同じである. また破線は相模原線を示す. 調布の上り方は京王線だが, 途中で実線に変えるのは面倒なので, 破線のままだ.



これで分かるように, 相模原線の上り列車は7分, 13分, 17分に京王線の上り列車の4番線への到着と同時に, 平面交差して3番線に到着する. 4番線から8分, 18分に準特急, 特急が出発した1分後に3番線から快速, 急行が出発する. 13分には各停が京王線, 相模原線から同時着し, 京王線が出発した後, 相模原線から来た各停は, 本線を布田方へ引き上げ折り返しの準備をする. 下りに注目すると, 京王線は17分に各停が到着, 18分に出発するが, その直前に折り返しの車が1番線に戻ってきていて, 19分に出発する. ここが最も神業のところだ. 急いで折り返せるように, 運転士がもう1人乗っている. 後は3分に快速が到着, 4分に準特急が到着, 5分に準特急が出発した後, 6分に快速が相模原線へ出発. 13分に急行が到着, 14分に特急が到着, 15分に同時発する. これが何事もないように20分毎に繰り返される. なお, 相模原線内で区間運転の各停には, 都営の車も使われている.

周知のように, 調布付近は連続立体交差の工事が進行中で, 2012年度に工事が完成すると, この光景は見られなくなる.

参考: 調布駅構内の配線は以下の通り.

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